ソード・ワールド2.0リプレイ from USA(1) 蛮族英雄─バルバロスヒーロー─
- 作者: ベーテ・有理・黒崎,グループSNE,北沢 慶,H2SO4
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2010/10/20
- メディア: 文庫
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陽の下を歩めぬ異形のヒーロー。これぞアメリカンスタイル、これが米式ヒーロー像!*1
ですが、日式のTRPGに放り込み、リプレイ仕立てにするとこうなります。やあ、ナルホド分かり易い。
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GMは外国人。とか書くと、日記系四コマ漫画の様でもありますね。
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GMを通して見るアメリカのプレイスタイル。その様子は日本のそれと少しも変らないようです。 「月曜日は魔法使い」にも見るように、オタク文化の一翼でありますな。(もしくは、怪作「The Gemars」であるとか)
データゲーマーと、ロールプレイゲーマーの住み分けみたいな部分も、また似た感じもします。(「吸血鬼好きな連中」と呼ぶ辺り、このGMがどちらに属しているかも)
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ただまぁゲームに関わるスタンスの上で、決定的に違う部分もあるようで。
アメリカ人は、FPSよろしく一人視点の上で、個人データの上を通して見える視界を切り取って、物語としているところ。
対して、リプレイに代表されるような日本式の遊び方は、自分自身も含めて登場人物とし、舞台の上を客席から眺めるような視点でゲームに参加している。*2
これは全体の中の個人というもの対する、両国の文化背景に起因するものであろうか?(そんな質めんどくさい考察はやらないがー)
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ともかく、異なる慣習や文化が出会うとき、必ずそこにはおかしみや面白みが発生する。それを眺めるのは、実に愉快だ。