アンハーグは混沌としていました。サラ・ディヴィスにまつわる事件がきっかけで、事態は暴動に発展していたのです*1。旧市街と新市街で緊張が高まる中、太陽神殿に駆け込む一行。急ぎ神殿留守居役に事情を話し、「焦熱の緋石」を借り出す事に承認を得ます。
しかし、其処に立ちはだかる人がいました。ドラードの師匠であるライラ・ローラ*2です。
「そのアーティファクトをこの神殿より持ち出してはいけません!」眦を決し、語気強く言い放つ彼女。戦闘も辞さぬ構えです。
彼女の前に進み出て、何とか事情を理解してもらおうとするスターマスター。話し合いの末、「ある方*3」の裁量にゆだねる事に。
スターマスターと「ある方*4」との間で話し合いが持たれ、スターマスターの責任*5において「焦熱の緋石」は扱われる事となりました。
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緋石をスターマスターに託し、引き上げるライラローラ。
その背後に、隠れ潜む影をプリムラは目ざとく発見します。すばやく呪文を放ち、神殿前の舗装道路を玄関ごと*6密林に変えるプリムラ。
潜んでた物陰から飛び出してきたのは、真紅の皮鎧を、漆黒のマントで包んだ男。油断無くククリを抜き放ち身構えます。
邪悪感知を発動させ、男の正体を探るスターマスター。確かに彼の者は悪。更に見極めんとしたスターマスターは、男の持つ悪のオーラの強大さに、思わず武器を取り落とし、朦朧としてしまいます!
男は、自分がライラローラを見失った事を理解すると、任務の失敗を悟ったのか、空間転移してこの場を立ち去りました。