SF

第六大陸〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)

第六大陸〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)

読了の19。

幸村誠のイラストに引かれて購入。
長いこと積読になってました。

小川一水って年下だったのか。てっきり枯れたような壮年の方だとばっかり。だって、筆名が俳人みたいだったからさ。

宇宙開発モノ。それも民間企業による。
注目点は、ロケット屋によるものではなく、本来宇宙と無関係の建設屋さんによるもの、ってーところだろうか。(昔、熊谷組が火星基地のプランを発表してたけどな。バブルってー時代はおもしろい時代だったよな)
そこに美少女をプラスα。

こうしてみると、宇宙開発ってーのは目的がないんだなぁ。しみじみと。
JPホーガンも、星を継ぐものでは、人類は戦争を克服した、としていた。この第六大陸でも、戦争は忌避される情勢が完成している。そうして初めて、宇宙に予算をつぎ込むことが出来るんだ。大変だ。
で、そこまでしても、宇宙、特に他天体に資産資材人材を突っ込む積極的理由が、今現在ないとかさ。あはは。
そこを突破するのが、美少女のワガママ。ってーところが、オレは痛快に感じましたがね(笑)