狼の口 ヴォルフスムント 1巻 (BEAM COMIX)

狼の口 ヴォルフスムント 1巻 (BEAM COMIX)

長いこと積読になってましたが。
鎧光赫赫の人のマンガ。こちらのほうが先に購入していたのですがー(笑)

14世紀。スイス連邦が生まれる前、アルプスの人々が、オーストリアの圧制を打倒せんと独立の闘争を繰り広げる。そんな時代と場所。
舞台は、アルプスのイタリア側の峠。その関所。
一話、一話にそれぞれ、関所破りをやらなければならない人が登場する。
その理由と、行動の結果の悲嘆。
毎回語られるのは、そんなのお話し。
救われねぇ。
関所の代官は、あれだよ。魔物だな、うん。こえぇぞ?

鎧光赫赫もそうだったのですが、この作者、装具の描写にまったく不安を感じさせません。良く描き込まれているし、実に自然だ。(そして正しい)
骨太の描線と、動きのあるアクション。実に絵が上手い。
これで、もっと「気持ちのイイ」話しを描けば、ちゃんと売れるだろうに(笑)
や、オレはこの系統、大好きだけどね?(わはは)