月の欠片

アダマンティンのカタナを、スティルリーフからひょいと渡される。
おどろく俺、確かに必要だと要求はしたが、ホントに出てくるとは。
「成功報酬から引かせてはいただきますが?」
報酬は10000gpを予定してらしい。アダマンのカタナは6070gp
…、六人の仲間の視線が、シモンの背中に突き刺さる。



山ではドルイド一行が俺たちをお出迎え。現状の問題点や、目的の場所へのアプローチの方法を打ち合わせする。
案内は仲間のスカウト、パレットの仕事。十分に警戒しながら移動、遭遇はなし。


隕石の墜落現場至近の距離で、遭遇。
シャドゥなのだがなにやら視認が困難で。視認判定20に成功しないとみえねぇ、もしくは5フィートまで近づくか。
手間取ってると、追加がおくからやってくる。一体は同じシャドゥなのだが、もう一体がワカラねぇ。
しかも、突如仲間のクレリック、アイリスの呪文能力が失われてしまう。スクロールもワンド同じ、聖水ですらその効力を失う始末!
殆ど恐慌状態になる冒険者一行。バタバタバタ、右往左往。


しかし、唯一「知識:宗教」を持っているアイリスが視認に成功、知識判定でも高い達成値をたたき出し、敵の能力を暴く事に成功する。
謎の非実体アンデットの名はクゥエル、60フィート以内の信仰呪文と信仰呪文の効果をサプレスするという恐るべき能力を持つ。
DMどこからこんなバケモノ探してきたの?!


正体が知れれば不思議なもので、みんな落ち着いて対応を始める。そして、どうにかこうにか退治することが出来ましたとさ。



8年前、天を巡る月のうちの一つ、黒い月は13と無数の破片になって地上に降り注いだそうな。
月の破片の大きなものが落着した都市では、中から魔人が出てきて、周囲の生物を異形に変え手下とし、周囲に侵攻を始めた。
これが、現在この世界で起きている「危機」
んで、俺ら冒険者の目の前にある黒い隕石も、どうやらその黒い月の欠片らしいんだわ。
隕石の周囲には、なんだかブヨブヨしたジェル状のモノが生まれては消えを繰り返してる。隕石が周りの地面に影響を与えてるらしいんだな。
早速、仲間のウーイァンのカデッサが調べるために近づいたんだが。
あ、ジェル状粘液が触手を伸ばした。
カデッサが捕まった。
引きずられるカデッサ、すっぽりと取り込まれたっ!


ポカーンとする俺たち、どうする?
オレはカタナの鯉口を切った。得物はアダマンティンなんだ、斬ってきれねぇもんでもねぇだろう…。斬ったら何が起こるかは、ワカランがな?
と、思案していたら、突如隕石が内部から爆発、木っ端微塵に。
背中の不思議な痣から炎を噴出し、中から現われるカデッサ。
なんでも、秘められしチカラが発現したらしい。お〜、派手だねぇ。
まぁ、なんにしてもイベントクリアってなもんだ。