因果の鏡−ダブルクロス・リプレイ・アライブ 3 (富士見ドラゴンブック)
- 作者: 矢野俊策,F.E.A.R.,しのとうこ
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2007/10/20
- メディア: 文庫
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すごい。
凄いとしか言葉が出ない。
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オレはプロの強さは、24時間生活の全てをソレに捧げることが出来ることだと考えている。
ゆえに仕事の合間の、余暇を利用して取り組む者には真似出来ないレベルの達する事が出来るのだと。
ことにRPGに関しては、プロとアマの差はそれ位ではないか、と。
ずいぶんな言い草であり、またオレ自身この言葉によって、傲慢と取られても良いとも思っていた。
まぁ、思い上がりですな。はい。
で、最初の言葉に戻る。
凄い人ってのは居るもんだねぇ…。
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矢野俊作はたいしたゲーマーだ。
や、勿論、作家としても大変優秀なのは、いくつものリプレイを読んで良く理解している。
しかし、オレがほとほと感心するのは、とにかく考えるのが好きなゲーマーだということ。
シナリオについて。
システムについて。
物語について。
ゲームとしてのギミックについて。
常に考えている、新たな切り口、新たな情景。
基本的な立ち位置、方向性はシンプルなものだ。ソレを多角的に入念に検討する、そして飽く事が無い。
彼の仕事には、凝縮された密度を感じる。徹底的に検討された、投入された精神活動の密度だ。
この人、ほんとにゲーム好きなんだろう。24時間、ゲームの事しか考えてないぜ?きっとw
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や、この本はキャラクターの面でも特筆するべき点は多いのだが。
メガナタリアとかさぁ、セント・ジョージとかな、テレーズちゃんが兎に角可愛いところとか。
デレ期発言や、オアシスだのとか*1。
PLがのびのびと好き勝手なことを言っているwこれはGMへの信頼の証ですぜ*2?
お手本にするなら、こんなGMだよなあ。