ミツツキの欠けたる事も無く

死亡したカサンドラ、しかしその魂は開放されること無く、何者かに奪い去られる。
生き残った女王の善の首が、一行に語りかける。彼女が知りえた全てを。
▼イルヒキーンはとにかく不死身。
▼不死身の秘密をオークの神官ザビーネが調べていた。
そして本体と共に滅びる善の首。

地下道を伝って上っていけば*1、古い小屋の床に設えられた落とし戸に繋がっていた。
鬱蒼と生い茂る植物は、かつてはよく手入れされていた庭園だったのだろう。
地下道が通じていたのは、古びてすっかり苔むした小屋だった。
小屋の隣には、古い桜の巨木が小屋を包み込むようにひっそりと立っている。

周囲に潜んでいたピクシーとのコミュニケートに成功した一行。この場所、すなわちミツツキ城の現状を知る。
ピクシーたちが隠れ住むこの場所は植物園であったこと。
ハーピーが根城にしている塔。
ゴブリンの拠点の兵舎。
オーク達が潜む本館。
ピクシー達は決して近づかぬ、オーガがたむろする居館。
この地を安全と判断した一行。休息する一行にピクシーが語る、この城のときは止まっているのだと。
常に空には大きな満月がかかっているのだと。

*1:途中落石事故があったり