雑感

「水を飲むように漫画を読んでは、捨てていく。」
土田世紀の「編集王」に、こんな意味の科白があったように思う。
今の自分のことではないか、とも思う。

ひざが震えるほどの衝撃を受けたりもする。そんなマンガを読めなくなったのは、自分の感性が受け取る力を失っているのでは?その疑いがある。
大量のマンガを、小説を買い込み。さらにはアニメだの何だのに釘付けで。日々、物語を消費することこそが目的にすりかわってはいないだろうか。
物語を読み下し、賢しらに批評めいたことを垂れ流す、その滑稽さを自覚せんでもない。が、まぁ、これは性分という事もあるので、アキラメル。
だけど、そうやって言葉を並べるために物語を楽しめなくなっちゃおしまいだぜ?ちゃんと「読んで」いるかい?

実のところ過食症なのかもね。食べてないと落ち着かないように、読んでないと落ち着かないんだ。
だとすれば、僕に今必要なのは飢餓感か。
うーん、難しいな。すでに中毒だしなぁ(笑)