読了

牡蠣ウマー!

ライトノベルとは、とかく技術ではなく感性が重要だと、そう感じた次第。


ナイトウィザード星を継ぐ者
読了。
同名リプレイのノベライズ。リプレイが発表されてから随分と経つが、コレは人気の証と取るべきだろうか。
内容は原作に忠実で、特に科白等は、全く弄ってないんじゃないかと思うくらい、リプレイそのまま。キクタケリプレイの、NPCのすっとぼけたリアクションまで、そのままというのはどうかとも思ったが(笑)
もっと原作を破壊しても良かったんじゃないの?とも思う、結構前の作品だし。
小説独自の解釈も少々。学年ダウン事件の真相とか(まさか、あの方の介入の結果だったとは!(笑))、エンディングに向けての伏線張りとか。

でまぁ、前作「蒼き門の継承者」のときも思ったのだけれど、ラノベっちゅうか、萌えとかむずかしいなぁ、みたいな。
文章がこなれてないのだろうか?読んでいて違和感と言うのだろうか、兎に角文章にノレないのだ。
で、自分ならどうするか?違和感の有る、もしくは拙いと感じた文章をどう書くか?*1
や、難しいです。ええ、ええもう。

狂乱家族日記 番外編そのいち
読了
日日日(あきら)のスプラスティック家族コメディ、その番外編。短編集。
普段は家族の一人ずつに焦点を当てて語られていく狂乱家族日記だが、今回は番外編と言う事なのだろか、狂乱家族の周囲の人々(被害者ともいうw)にスポットを当てている。
なんだろうね、歯切れのいい、かつスットコドッコイな文章が毎度すばらしい。情景は登場人物の視点から、活き活きと、かつゲンキ良く描かれている。
や、まぁ、「ゲンキ」などというレベルに収まる騒動ではないのだが(笑)狂乱だしな!

今回出てくるゲストの方々もマタ可愛らしい。大変可愛らしい、被害者だ(笑)
旅行会社のOLさん。黒サンタ。少女海賊。で、猫。
「月曜日に猫を拾う」は反則だよね。何所のエロゲーだよ、的なお話が見事、日日日流に仕上がっている。しかもいい話だ!ふざけんな、大概にしろ!(←褒めている)
もうチョット、ドリンダちゃんの出番が多かったら、オジさんもっと嬉しかったんだがな?(好きなんだ、あのドレッドオカマw)

常々、キメ台詞というのは重要であると考えている。
キャラを作るとき、大変重要な物ではなかろうか。
本作でも、「頼もしい事にこの凶華様は全知全能だぞ!」の科白が出るたびに、凄く期待が高まるのだ。
うんうん、キメ台詞、だねぇ。

*1:昔から意識してやってる、目で見た情報とかも、自分ならどう語るか?みたいな。GM修行の一環として始めたが、効果があったとは思えないw 今ではクセのような物になってる。