故郷から10000光年

さて、大団円を迎えるべく農場を後にして村に帰還する一行ですが。帰り道にも遭遇が。
盲目のトロールが街道をうろついています。何故トロールが?何故に盲目?色々疑問はありますが、とりあえずは戦闘です。予期せぬ強敵の出現に、緊張がいやおう無しに高まっていき。
周囲のにおいを嗅ぎながら、ゆっくりと確実に接近をしてくるトロール。コレに対し最初に攻撃を加えたのはスターマスターでした。悪を打つ一撃が命中、大きなダメージを与えます。しかしながら続くトロールの反撃によりスターマスターは倒れてしまいます。
同じく接敵していたプリムラの動物の相棒であるウルフにも命中、このまま前線が崩壊すれば全滅も考えられます。
と、其処に農場で助けた娘さんの声が「おばあちゃんの形見ネックレスを使って!」すかさずネックレス・オブ・ファイアーボールを投げつけるドラード。ドカーン、火に包まれるトロール。だがしかし、相手はタフネスで鳴らす巨人族、まだ健在です。
緊迫感がいや増す中で、少しずつ変化が現れます。盲目による完全に視認困難にあるトロール、命中失敗確立の50%が徐々に効いてきたのです。更にはプリムラの呪文によって次々に呼び出されるウルフ達。トロールはウルフにぐるりと囲まれてしまいます。
再生能力を超えるダメージの連続、やがてトロールはズタズタにされて倒れました。

無事に農場の生き残りを送り届けた一行、村人の感謝を受けつつ、旅商人の馬車と共にホームタウンに帰っていきます。
激戦を潜り抜けた冒険者は、街でLvアップの訓練。その傍ら、手に入れたアイテムの鑑定などを。
オークの一団が持っていた装備が、やけに特徴的だったり。「対トロール用装備?」 トロールが不審な、細工のされた小箱をもっていたり。
小箱の中から出てきたのは小さな鍵。見たことのない紋章が刻まれた鍵に、一行は首を傾げます。
鍵に刻まれたモノが聖印であること、それがタリズダンのものであること。その事を一行が知るのはまだ少し後のことになるようです。