○アンリミテッド・ウイングス（２） 松田未来
読了
エアレースまんが、二巻にして完結。ええ話や。
尺がちょうどいいのか、張った伏線を全て回収してのオーラス。ラストシーンの見せ方も好み。更には女子もかわいいとくれば文句のつけようも無く。
話は変わるがこの作者、ガンダムＡで「蒼穹のサリッサ」というまんがを書いていたはず。前後編でギャプランの試作機が成層圏を目指す話だ。読み返したいのだがコミックスには成っておらず、ナントカ成らんものか。
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○アニメがお仕事（４） 石田敦子
主人公が真っ当にあがきまくる。ソレが気持ちいい。
読んでるこちらまで当てられて「ナニクソ！」といった気分になるのだ（我は単純なり）
ところで、石田敦子は悪役をこき下ろす作家だ。一点の美点も無い、不愉快な人物が登場する。ソンナ奴いねぇＹＯ！と突っ込みたくなるのだけれど。
アニメがお仕事は長いお話になったので、そんな人間のクズ（っていうか、描写的には人以下？）にもきちんと物語で触れる余地が出来た。彼らの中に垣間見える弱さとか哀しさとか。
僕はねぇ、秋葉君も光川さんも嫌いじゃないのさ。物語の必要のために生まれた、嫌われ者然としたキャラクターがナマの血肉を纏ってしまってねぇ。
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