吹きすさぶ風が良く似合う

改造人間というと、仮面ライダーよりサイボーグ009のほうがイメージとしてしっくり来る。
そんな生中です。
最近のライダーが、ちっとも改造されてないせいかも知れませんが。

○VS−ヴァーサス−(5) 〈V〉と〈S〉 麻生俊平
読了。
おしい。
というか、随分遠回りをしたなぁ、といった感じを受けた。
緊迫感もあり、いままでの伏線もしっかり回収。
全体としての目的の示唆も行われてる。
さらには、日常を表現する断片である人間関係を、学校に落とし込むことまでラストではやっている。
何でこれを一巻で、もしくは二巻で出来なかったかな。(一と二は前後編にあたる構成)
このラストから発進していれば違った結末を迎えられたかも知れないのに。
迷いがあり、苦悩するのが麻生小説の基本形。
今シリーズでは、作者が最も苦しんでいたのではなかのうか。

それはさておき。
ぼくが一番好きな麻生小説は「無理は承知で私立探偵」シリーズだ。
楽しいぞ(笑)
続きで無いかなぁ。