ないせん、はいりまーす

この間、D伊藤さんに「日本に内戦の可能性なんか、あると思います?」などと言いました。オレです。
もちろん、無いと思っての発言ですが*1。可能性があるとすれば、三つの条件が必要でしょうか。

ひとつ、中国共産党の解体。
これを起因とする、中国内部での内戦状態が必要でしょう。
というのも、中国脅威がある限り極東方面でのパワーバランス維持のため、アメリカが日本内戦なんか許さないからです*2
逆に、中国がぶっ壊れちめーば日本がどうなろうと、(米国の東アジアの影響力が確保される以上の)アメリカは容認できるかと。
もちろん、中共が吹っ飛ぶと中国経済も瓦解し、アメリカも無事では済まない訳で、たぶんアジアまで平和維持軍送ってくる余裕はなくなるだろうなー、とか。
あと、ロシアはほら、内戦やっても多分出来レースだから(笑)

ふたつ、大量難民の流入
上記の件を踏まえて、周辺諸国からの移民の流入、それによる治安悪化と経済格差の更なる拡大が、二つ目の条件。
地方自治の推進と、移民受け入れ政策は、現在の与党の掲げる方向でもありますね。
経済的な凋落と、格差の増大も、今現在抱える大きな国病ではありますが、その更なる加速が必要で。移民の大量受け入れは、その起爆剤になるかと。

みっつ、中央政府の機能麻痺。
ここでいうのは、中央政府の利権再分配能力と申しましょうか。もしくは、海外との窓口業務能力ともうしましょうか。
内閣の、事実上の崩壊ですね。
ここいらになると、もう真実味が強く薄れますが。しかし、地方自治体が、もしくはそれらを掌握した警察力を持つ武装集団が(自衛隊とは限らない)実行力を失った政府の管制下から離脱し、独自の生き残り方策で持って行動を開始する。まぁ、内戦の成立定義はここでもって完成するんでしょうね。

書き出してみたところで、やっぱりまぁ、オレは自衛隊さんや、警察その他の方々を信じてるんでしょう。
ちょっとそのなんというか、「一部青年幹部による義挙」と言うものに現実感が沸きません。いや実際、その昔には起こったことなんですが。
その手の人たちってのは、純然と職業者のようなイメージがありましてねぇ。
や、まぁ、10年後、20年後は分かりませんが。

リアルなとこ、マフィアやらヤクザやらが代理戦争して決着をつけるというのが、一番日本らしいかなぁ。日本の内戦。

*1:いっとき、100年くらい飽きもせずやってましたが

*2:アメリカに対するカードのため、日本が意図して中国を育てたと言う意見もあるくらいだからねぇ