105mmAPFSDS弾は、一発55まんえん

BS11でのガルパンの再放送が終了する。うん、5.5話と10.5話がないから、一気に楽しめた。
いやしかしなんですな、やっぱマウスは大迫力ですなー。
ヘッツァーに、89式に、M3に、手に汗握ります。いい最終回です。
OVAが楽しみです。
7月まで間があるので、もう一回くらい再放送しても良くってよ?(笑)


装輪戦車ってーのがある。クロウラーではなく、文字通り車輪で走る戦車だ。
わかる人には、士魂L型といえば判る人にだけ分かり易いだろう。
さて、この装輪式戦車だが、微妙に評価が分かれる戦車だ。
オレはその機動性から肯定派なのだが、K太は火力と装甲の不十分さから否定的だ。
なにせタイヤであるからして軽快な走行性能を持っている。野戦が行われないだろう日本防衛において、速度というか展開力の高さは評価に値すると思われる。
一方、タイヤなので重量には大きく制限がかけられる。すなわち戦車に求められるような火力と装甲を十分に備えることが出来ない。なによりも問題なのは、その射撃性能だ。
なにせ足元がタイヤである、車体も軽い。ゆえに、射撃のたび砲の反動で車体が大きく動揺するのだ。精度は落ちるし、速射速度にいたっては、だ。
で、ここまでが前振り。
先だってK太が「機動戦闘車」の動画を見ろ!と言ってきた。
あんなに貶してた装輪式のAFVを心持興奮気味に褒めるのだ。や、これはただ事じゃあないなー、と。
で、下が問題の動画。

途中、行進間射撃のところで、オレも声が出た。車体に、横向きで、だと?!
調べてみると、おんなじところでひっくり返った氏は多かったらしい。下の動画が検証だ。

一目瞭然すぎる・・・
正直最近はストライカー旅団が散々だったので、この手の兵器にはあんまし過度の期待はしないようにしてたのだけれど。
いや、しかし、これは面白い。
ただまぁ、あんまりにも綺麗に反動がないので、もしかしたら演習用の弱装弾なのでは?という疑念もあるのだが。(TPFSDSっていったっけ?)
陸自の戦車定数は大きく削減されることが決定している。
そこで、それを補うために、技研が装輪式の、「戦車に対抗しうる装甲車」を開発中(かなり本気で)とは聞いていた。
や、その「戦車に対抗しうる装甲車」も、削った戦車定数の中に組み込もうとする財務省との、あらたな綱引きの途中であるとも聞いたが(笑)
動画が本物なら、面白い物が出てきた。射撃管制システムが10式と同等のものであるというならば、10式同様の精度が期待できるわけだ。*1
K太の「あれならば、戦車定数の中に組み込んでも大丈夫かもしれない」と言うのもうなずける。*2
なにわともあれ、陸自言うところの「自走対戦車砲(笑)」の今後に期待だなー。

*1:どうかなー、退役する74式以上の働きは期待できるだろうけど

*2:いいすぎだと思うけどね。戦車の役割は、他では代替できないとおもうんよ