ススキノ便利屋探偵シリーズの、文庫の最新刊。
猫とミステリって定番なの?ミステリは不案内なので良くわからない。猫と探偵は良く聞くモチーフだが、実は定番と言うほどでもなく。少なくとも、ハードボイルドでは。
前回と同じく、意外にも良くまとまった一編。全編を通して、「俺」と猫のナナとの会話が実にユーモラスで、とても楽しい。
華さんは苦労しているなぁ。
「お巡りさんこいつです!」ネットスラング(?)だが、話の中で素で出されるとワラうしかない。それにしても、たいていの物語では探偵役は、混沌とした事情に筋道をつけていくものなのだが、「俺」だけは、捜査を混乱させることしかしないなぁ。実に困ったやつだ(笑)
ナナはレギュラー化かな?だとしたら嬉しい。(日本社会におけるネコ効果の影響下にある人間が、ここにも一人w)