キャスト

『二代目ジャック・ナイト』淵雷火(ユァン・レイホゥ)
ブランチ:カバーマン
ワークス:フリーランス
使用経験点:160点
フェイト◎=カブト=カブトワリ●

理性:6/14 感情:3/14 生命:6/12 外界:6/12

射撃:6Lv
運動:3Lv
自我:2Lv
知覚:2Lv

自動反撃:1Lv
エイミング:1Lv
必殺の矢:3Lv
自動防御:1Lv
一心同体:3Lv
電光石火:3Lv
ホークアイ:3Lv

N◎VA:m
ストリート:m
ホンコンHEAVEN:l
マイケル・グローリー:r
カーロス・マウリシオ・ダ・シルバ:p
ジャック・ナイト:l

アサルト・アーム※(マシンサイト搭載、マイバディ指定)
ストッパー 古いオートマティック、災厄前の拳銃のレプリカ。おそらくM1911.
ナイト探偵社事務所(マイハウス指定)
ダブル・オー


母親はストリートのフッカーだった。ホンコンは最低の町だったし、ストリートにはクズしかいなかった。母親もクズだった、だが、母親には違いなかった。
母親はしばらくして死んだ。オーバードーズだった。ひどいツラをしていた。

兄弟が二人いた。兄と弟。三人でストリートを生きた。どういう訳だか、自分は拳銃の扱いが上手かった。コツは気軽に引き金を引くことだ。
兄には才覚があり、弟には愛嬌があった。気が付いたら、ストリートを肩で風を切って歩くようになっていた。ストリートは相変わらずクズだらけだった。

カーライルの幹部になった兄が、ドラッグを扱っている事を知ったとき。持っていた拳銃で兄の頭を吹き飛ばした。
反射的な行動だった。怒りも、悲しみも、憎悪もなかった。頭の中には、死んだ母親の顔だけがあった。
引き金は、いつも通りに気軽に引けた。


ホンコンを脱出した後は、方々を流れ、結局N◎VAに落ち着いた。流れの拳銃使いとして日銭を稼いだ。
そして、ジャック・ナイトと出会った。

ジャックは最初、敵だった。次に出会ったときは追っ手だった。三度目に顔をあわせたときには、とうとう仲間になっていた。
ジャックは変わった男だった。いつだって堂々とストリートに立ち、一歩も引かなかった。信義を通し、勇気と誇りが武器だった。どんなサイバーサイコとだって素手で渡り合った。そして常に弱者の味方だった。
作り話のような、冗談みたいな男だった。
彼の立つストリートに、クズはいなかった。

だが、ジャックは死んだ。
彼らしい、文句のつけようもないピリオドだった。
死んだ彼の手から拳銃をとり(終ぞ一度たりとてコレを使った所を見なかったが)コートのポケットに入れた。
そのまま事務所に戻り、そのまま事務所で生活を始めた。
今でも、ナイト探偵社は通常どおり営業を続けている。ジャック・ナイトは常に弱者の味方だ。


追記。死んだはずの兄の姿を見たという者がいるらしい。それも「白い針」と一緒のところをだ。
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