彷徨える艦隊〈6〉巡航戦艦ヴィクトリアス (ハヤカワ文庫SF)

彷徨える艦隊〈6〉巡航戦艦ヴィクトリアス (ハヤカワ文庫SF)

読了の18

前巻で帰郷を果たしたのだから、ちっとも彷徨える艦隊ではないのですがー。

旗艦艦橋で行われる、艦隊指令と旗艦艦長の夫婦漫才も絶好調に。
二人とも、真面目で頭固いんですけども、女性の方にわずかに余裕を感じるのはオレが男だからですかね?

主人公は常勝にして伝説の指揮官なのですが、彼が軍事的才能を発揮する場面は結局無いですなー。どっちかというと、人類全体の頭の中身が軽くなっている設定だからなぁ。
だから彼の両脇に居る二人のアドバイザーの方が凄いような気がしてくるのよね。

最終決戦と、それに続くエクストラステージと。緊張感はありましたが、どちらも酷いペテンだったよなぁ(笑)
壮絶な艦隊同士による乱打戦は、五巻のラストが最高潮だったかー。
まぁ、この巻には艦隊決戦よりも重大な決着があるので、そちらの方で楽しみましたけどね!抱き寄せてキスするまでが遠い事遠い事(笑)

続きのシリーズがあるそうなんだけど、どうだろうねえ。ハヤカワがんばってくれるかしら。