麗島夢譚 2 (リュウコミックス)

麗島夢譚 2 (リュウコミックス)

急にトーンダウン。

登場人物が軒並み身の上話をする。特にエゲレス忍者のぶっちゃけが凄い。
そのエゲレス忍者と松浦党の若者のやり取りが、コミカルになっていく。
スペイン人、負けフラグ立てすぎ。天草四郎も。
それでも、しかし、こわもてオランダ人がラスボス顔で登場。…登場、つまりは、巻き、ってことだ。
全体の持ち味が軽くなって、歴史大河の凄みが雨散霧消。残念至極。

次巻以降、明朝の君を掲げて、清と戦争するくだりはあるのだろうか?
クリスチャン武士の最後の晴れ舞台なんだぜ?

付記。
それでも面白かったんだ。それは間違いない。
オレの一巻のときの興奮が、この二巻の評価に影響を与えているのだろう。