耐熱ボドゲ会

たとえば、エンドレスエイト。冒頭、繰り返し表される夏の記号(×8)。
気温は日の出と共に順調に推移し、梅雨の鬱憤を晴らすかのように陽が地を焦がす。
首振り機能の壊れた扇風機が一台、健気にも部屋の中の空気を攪拌するが、効果はいかばかりか。
かといって、扇風機の出力を上げるわけにも行かない。そんなことをすれば、ゲームの盤上が大変なことになってしまう。
昼前。部屋の中にはアラウンド フォーティな男たちが五人。一様に五人ともが汗だくであった。
こんな感じで、突発日進ボドゲ会は始まった。
発案はオレ。もちろんこんなことをはじめたオレは馬鹿なのだろう。しかし、一切文句の一つも言わず(ホントにだれも文句いわねぇのな)、ゲームをやり続けるほかの面々も、かなり大概だと思う。

スコットランヤード。
ハルキチ、初期配置に運が無く、あえなく御用。
田村さん。五時間でうっかり捕まる。本当にうっかり。
タケポン。見事な逃走を見せるも、調子に乗りすぎ。気が付けば完全に包囲の網の中。3回連続で居場所を宣言とか、4回連続で地下鉄とか、まったく。や、実に盛り上がったが。

モノポリー
田村さん持参の、おうちで使用なされているディズニーモノポリー。マス目がディズニーキャラクターなのね。
チャンスカードをはじめ、全ての用語がディズニーアニメに沿った形で翻訳されているが。そのこと自体が、モノポリーの持つえげつなさを際立たせているようにも感じる逸品。流石だ*1
ゲームは、より広い範囲で利益調整に成功し、更に、タケポンからほぼ全てを奪い去ったタマちゃんの圧倒的勝利。

フンタ。
フンタ初プレイ!
最初、タケポン大統領に冷遇されたり。それに怒ってクーデターを起こすも失敗したり。しかし処刑されずに、なぜか内務大臣に抜擢されたり。
タマ大統領対し、再びクーデターを起こしたり。最大の影響力を発揮して、ハルキチ大統領を協力に押し出し就任させることに成功したり。しかし、そのハルキチ大統領に、クーデターの咎で処刑されたり。
最後には、ハルキチ大統領、タマ内務大臣、タケポン空軍将、田村陸軍将と壮絶な暗殺の応酬が行われ、結果、田村ファミリーに大量のキャッシュが!
こうして、バナナ共和国において、数々の大統領の下で、内務大臣を歴任した田村ファミリーこそがこの国の真の支配者であると言うことが明らかになったのであった。
あ、オレ、一応二位ね、大統領経験無いけど。ちなみに田村さんも大統領やってない。どうもそういうゲームらしい(笑)

ふたたびスコットランドヤード
怪盗田村、再び推参。今度はガチだ。基本、立ったままでボードを上から見下ろしてプレイしているし。
しかし、途中でうっかりミス。口が滑って自分の現在位置をポロリとこぼしてしまう。一気に狭められる包囲網。内心の動揺を立て直すことが出来ないまま、残念、動物園にて御用と相成り。
続いて、真打。怪盗タマ推参。
小刻みなステップワークと、流暢な三味線で追跡陣を煙に巻く怪盗タマ。しかも、追跡メンバーの一人、タケウチ捜査官が、バーボンの所為でろれつが怪しくなっている状態。危うしスコットランドヤード
しかし最後には地道に追い詰め、なんとか捕獲に成功する。途中から指揮を取った田村管理官、おめでとう御座います。

晩飯は日進駅前のすし屋「一心」
流石にみんな、そんなに食欲は無い様子(笑)

タマちゃんに送ってもらう。
風呂に入る。立ったまま気絶しかける。
ベッドに倒れこみ、そのまま急速に落下。暗闇に沈んでいく。

*1:この「流石」と言うのはどれにかかるのか、次から選べ。1、モノポリー。2、ディズニー。3、田村さん。