D&D、【〜昇華の竜〜】

前回ラストで手に入ったお宝とかGPとか、結構たっぷり。
分配して必要なものを買って、Lvアップの話をして。そしていつしか話が雑談にシフトして行き。まぁ、いつもの光景。
オレなんかがNPCのCVについての話をしていると、DMから爆弾発言が。
「大佐の声は、高山みなみ
「 な に ぃ ! 大佐、美少年だったのかっ!」
悪の帝国の特殊部隊を率いて、幾度と無く冒険者の前に現れた、通称「大佐」。オレはかってに、歴戦の鋼の様な戦士、凄みのある壮年の男性を想像していたのだが。なんと!実は デ ィ ラ ン ド ゥ だったのだ!

…、やっぱ最後はおんなのこになっちゃうのかなー、大佐(笑)

■キローレンの村
姉にして魔術の師、そして恋人であるレイシーアの手がかりを求めて、今は滅びた故郷を探索するカデッサ*1
そこで待っていたのはゴーストタウン。ええ、文字通りそのままの。いわゆるアンデットでは無いようですが、半透明の人々が普通に暮らしている姿が幻視されます。(普通の人には見えないんだけどね。トゥルー・シーイング使って何とかって感じ)
郊外には巨大なクレーター。かつて、カデッサが魔術の訓練をした「要石」のあった場所。そして、黒き月「ファルガース」のかけらが墜落した場所。カデッサが最後に姉を見た場所、そして恋人を失った場所。

ロケーションを使って生存者を探すカデッサ、しかして反応はありました。
だが、警戒しているようで、巧妙に魔法を使い隠れ続けます。
カデッサをヒョイと担ぎ上げたマロード。フォグ系のスペルで逃げ隠れする相手を、それを上回る運動性*2で補足、圧倒的な迫力*3で無理やり対話に持ち込みました。
カデッサ、不器用ですまん。

生き残り、かく語りき。
村は一年前から不可思議な現象によって、その住人を失っていました。夜の間に次々と失踪していくというのです。
また、それ以前には帝国軍の調査隊が村に現れたとも。彼らは、何事かを調べ(おそらくはクレーターなのだろうけど)協力を拒まれた挙句、むらの主だった面々を連れ去ってしまったそうです。
しかも、帝国軍に同行し、彼らに協力していたキローレンが居ました。名をレイシーア。
ああ、カデッサ。
レイシーアにいかなる事情があると言うのか。困惑する我らがキーパー。

■クレーター
兎に角もクレーターの探索をすることに。

周囲には残骸が散乱しています。帝国軍のウォーフォージド兵と思しき形跡と共に、メカヌスの住人のなれの果ても*4

クレータ内部は、中心に埋まっているファルガースの欠片の威力に満ちており、生ける者を拒むオーラが。人造であるドライセン以外のメンバーには、デス・ウォードの護りがないと一寸辛い。
中心、黒曜石のモニュメントの如く生えてる黒き月の欠片の周りには、極小サイズのウォーフォージド。あー、帝国の偵察メカかなぁ。てな事を考えてたら上空にポータルが開き、今度はウォーフォージドタイタンが降りてきます。
帝国のどなたかは知りませんが、我らの存在に気が付いたようですね*5

落ちてきた人造巨人にマロード突撃、とりあえず300ちょっとのダメージを与えるが倒せず。まぁ、頑丈だわなぁ。
ポータルからは二体目が降りてくる様子。ポータルを閉じるため、エリティア*6とパレッタ*7とマロードが上空200フィートに跳ぶ。
一体目はドライセンが撃破。ドライセン、さらに中心部へ突入、黒い月の欠片に迫る。
ドライセンが黒い月の欠片を破壊。同時に放射される死のエネルギー。これをまともに受けて、カデッサのhpが0となる。
エリティアがポータル閉鎖。しかし二体目の降下を阻むには至らず。パレッタ、カデッサを救うため転移*8
マロード、上空から垂直にラン。人造巨人(二体目)に突撃。だが仕留め損なう。(しかし硬い)
ギャラハン*9、魔法攻撃で巨人撃破。ちなみに彼は頑健セーブが苦手で、デス・ウォードを張ってなかったのでクレーターの外からの砲撃。(昔なら構わずつっ込んで、カデッサと並んでhp0になってたと思うが、どうか?w)

■魔力の源泉
ファルガースの欠片を破壊した後、要石のあった場所に、純粋魔力の湧き出る泉と形容した様な物を発見。帝国の狙いはこれか、と得心する。
創世の八器*10の「鍵」を用いて、空間ごと回収しポケットプレーンに運ぶ。

魔力の源泉にアイテムを浸すと、パワーアップすることが判明。(弱いアイテムは霧散しちゃうけどね)
しばしの間、パワーアップ運試し大会となる。
私利私欲に走る、世界に選ばれた冒険者たち。この姿のどこが帝国と違うというのか(笑)

■ディス
キローレンの村にUターン、生き残りの回収を。
しかし、居ない。
スクライで探索の結果、地獄の第二階層「ディス」に居ることが判明。どうやら他の村人も一緒の様子。
数度のスクライと、センディングを使った入念な聞き取りを行う。村人は二つのグループに分けて囚われている。
グループAは、城砦内部の中庭に折に閉じ込められて。周囲には複数のヘルキャットの警戒。さらには上空からの何者からの監視。
グループBは、郊外の森(地獄で言うと、森に相当するようなそんな場所)の中、周囲には6体のビアデットデヴィル。
さて、救出の手順を決めようか。出来るだけスマートにな?

■スマート・タクティクス
先ずグループB。
ゲートを開きグループBにアプローチ、突入部が開くと同時に散開、フォールス・ヴィジョンを展開し占術情報を欺瞞しつつビアデットデヴィルを制圧。目標を確保する。

開放した目標から、更なる聞き取り調査。
行動の速度を優先するため、作戦参加人数をさらに選抜。パレッタ、カデッサ、エリティア、ギャラハンの四名で救出チームを編成する。
そのほかの人員はキローレンの人々共に撤収。ゲートを閉じる。

グループAにアプローチ。
ゲートによる突入部の作成。しかる後に、ソリッド・フォグ(範囲拡大)を用いて資格および移動を阻害。グレーター・アンティシペイト・テレポートを展開。保護目標に対しマス・ヒールを*11。各員、それぞれ適正な人数を伴ってテレポートで脱出。ゲートを閉じる。
この間、きっかり1ラウンド。(カデッサが動いて、次にカデッサが動くまで)
実にスマート。

■悪意のイト
開放したキローレンの人々を安全な避難所に送り届ける。
彼らは命は拾ったが、故郷を失った。
そしてその背景に、カデッサのレイシーアの行動が、確かにあった。

キローレンの村人たちをさらっていたのは、憑依能力を持つスパインドデヴィルだった。それは、以前デルキールの研究所で発見した変異種の悪魔ではないか。
帝国、地獄、デルキール
幾筋もの悪意、絡まりあって折り合い、ひとつの絵を成そうとしているのか?その全景はいまだ見えず、定かではない。
しかし、いま少しで一つの絵が浮かび上がるであろう事を、シモン・マロードは確信していた。
斬らねばならぬ者の姿が浮かび上がる、その時を。
待つ、静かに。

*1:キローレンのウー・イァン。世界の調停を司るキーパーであり、異界から侵入した「異形」を滅ぼす使命を持つ

*2:パニックボタン:転移、エアウォーク、空中160フィートダッシュ

*3:唯一持っている魅力技能、すなわち威圧

*4:理由は謎。イネヴァタルが何の用だと言うのだろう

*5:直前にカデッサがスクライを受けている。抵抗はしたが。カデッサを対象にしたって事は、誰が動いているかは、まぁ、推測は付くわなぁ。

*6:シャーンのモルグレイブ大学出身の魔法使い。「悪」の担い手。ソーサラーにしてウィザードという、カルビ焼肉豚生姜焼き弁当みたいな女。

*7:園都市のLv4能力者。テレポーター、目から光線も出る。実はクレリックでもあるが、視認と聞き耳が高すぎて、回りも本人もその事は忘れがち。「鍵」の担い手。

*8:標準で自分にデスウォード、移動で転移。ターンパワーを消費して追加行動で、カデッサの手当て(スタッフによるデス・ワォードの張りなおし)。相変わらずの活躍だ。

*9:魔法モンク。全身にスクロールをぶら下げた蓑虫マン。それが彼の流派のトレンドらしい。「善」の担い手。嫌いなものはディスペル・マジック。

*10:世界が生まれたときに発生した八つのアーティファクト、世界を構成する八つのエレメントに対応する。すなわち、此れ世界に等しく、世界が生んだ神に対しては、上位となる。

*11:デヴィルの「臓器移植」対策