ロケットメン

南古谷ウニクスでレイト。
エヴァ:破をもう一度観るつもりだったけど、気が変わって「宇宙へ。」をみることにする。

一時間以上時間があったので、ウニクスをブラブラ。
夕食にラーメンを。しかし、好みではなく。オレ、ほんと魚介スープ苦手だなぁ。それよりもビールが無いことにひるんだり。メニュウも四つしかないし、求道的なラーメン屋ってやつか。あわねぇなぁ。
ゲーセンに。しかし10分で出てくる。あそこはオレの知っている場所じゃない。時代が変わったんだろうか。
結局、コーヒー屋で一時間ほど小説を読んで過ごす。はじめからこうしてりゃ良かったんだ。

肝心の映画。
何せ、公開初日は500円なものですから。
製作はBBCだけど、SONYピクチャーズ配給で、全面サポートがIHIだとな。NASA50周年記念にしてはなんだかな。
原題は「Rocket Men」 こっちの方が好みだなー。

映像はマーキュリー7から始まり。サルが打ち上げられたくだりとか。
ああ、ライトスタッフもう一度みたいな。
ユーリ・ガガーリンは華麗にスルーされて、アラン・シェパードが紹介されたり。まぁ、NASAの記録映画だしなー。
ジョン・グレンエド・ホワイトと続きジェミニへ。
ケネディの有名な演説「うぃ ちゅ−ず ごぅとぅざ むーん!」
そしてアポロ1号の事故。スクリーンに合掌。
ああ、フロム・ジ・アース・トゥ・ザ・ムーンをもう一度見たいなぁ。

正直この辺は、オレうとうとしてました。知っている映像しか出てこないし。手堅いつくりで好感は持てるけど、その分意外性はまったく無く、オレにとっては退屈な記録映像です*1

アポロ計画、8号、9号、10号、そして11号。
あんなでかいモンを、こうも立て続けによくもまぁポンポンと飛ばしたもんだ。
アポロ13号の事件はスキップ。「アポロ13」面白かったよな。
べトナム戦争泥沼化を含む、国内の変化によりアポロ計画が終了するところまで進行。
17号が72年。そうか、オレの生まれた年か。最後に人間が月に立って、37年が立っちまったんだなー。
38万キロの距離ってのは、そらぁ大変な距離なのだな。

記録はスペースシャトルの時代へ。
画期的な宇宙船なのだそうだ。ほうかほうか、そりゃしらなんだ。
ハッブルの捉えた映像が紹介される。うーん、これだけでドキュメンタリー作れんじゃないの?まぁ、オレはメカ好きなんで宇宙船がいっぱい出てくる方がありがたいけど。

のこり30分くらいで、立て続けにチャレンジャーとコロンビア。
チャレンジャーの美人高校教師が泣かせる。見送る人たちの目の前で爆発散華、観客はおお泣き、管制は呆然。この辺の映像は、やっぱりたくさん見たなぁ。
コロンビア。通信が途絶し、応答がなくなったときの管制室の静けさ。
ナビコム「追跡開始はいつからだ?」
誰か「一分前からです」
あわわ。
ここでレーガンのTVでの発言「未来は勇者のものだ」
これ、日本国首相が言ったら大変な騒ぎなるよね。

クライマックスに大事故2連発。
そしてナレーションは言う「多くの尊い犠牲があった、だが私たちは諦めない!」
かくて流れるテーマソング。ゴスペラーズが朗々と歌う「あのそらへ〜、あのそらへ〜」
この辺の切れかたは、なんだか白けた。
シャトルの退役と、次世代の宇宙往還機についての言及もあってしかるべきじゃなくて?ISSもまるっとスルーだしさ。*2

まぁ、たまにはこういう事もあるさ。

ところで、公式サイトのダウンロードカウントが100%になると、スペースシャトルが飛んでいくものなっているのだが。
これ、122回に2回位の可能性で爆発しないかしら?
イギリス人なら、こういう(悪質な)ブラックジョークをかましそうなもんだけど。

*1:だからと言って、日本のTV番組みたいにお笑い芸人が出てきたら、神経逆撫でされるんだけどな

*2:その辺はテーマによるんだろうけど。今回はシャトルは事故だけがクローズアップされたわけだ。なんだかなー