ダブクロ

読了の17

まさかのエンディング。
しかし、伊藤和幸は宇宙者だったとは(だと思うんだけど、どうよ?)

ストーリーはシンプルで、シナリオとしては脇が甘い。登場人物はベタベタで、今一厚みに欠ける。同じ様な話は幾らでも転がっている。これまでも、これからも。
しかし、RPGってのは、RPGのシナリオってのは読者の為のモノではない。登場人物のための物だ。
ソコに描かれる世界も、世界の住人も、全ては登場人物のために存在する。つまりは、プレーヤーのためだけに存在する。
これはつまりRPGで語られる物語が、縮小再生産された箱庭になるのか、それとも活き活きとした生きたストーリーと成るのかはプレイヤー次第である、と言うことだ*1
エクソダスは良いリプレイだった。良い物語だった。
それつまりは、良いプレイヤーたちによって紡がれた素晴らしい時間があった、と言うことだと考える。

いやもう、エミリアがかわゆーてかわゆーて。
アイヴィがかわゆーてかわゆーて。
二人の仲良し姉妹的掛け合いがかわゆーてかわゆーて。
ガブリエルがカッコよくて大人で。真也もなぁ、良い奴だよなぁ*2
いや、まさか最終巻でヒロインとヒーローがスワップするとは思わないジャン?(真也のヒロインっぷりがなー、もうなー)
それらをキャラクターを全て、大好きなんだなぁと感じさせる。だれがって、GMが。
多分、彼らエクソダスのXナンバーの一番のファンはGMの伊藤和幸なんだろう*3
そう思わせてくれるリプレイなんだよ、エクソダス

ところで、ラストなんだが。
アレは元々、サイボーグ009の「なぁ009、何処に落ちたい?」をやりたいが為に仕込んでいたものだと思うが、どうだろうかっ!(笑)

*1:GMの責任放棄ってはなしじゃあないぜ、しかし物語りはGMの手の届かない所にあるのも確かなんだ。もしくは「手を触れてはいけない」のかも知んないけど

*2:ぶっちゃけオイシイ、美味しすぎですよ矢野さんっ!!!

*3:一番良い席で物語を観賞できるのはGMなのであります、そしてキャンペーンではGMは彼ら全員のファンになるのです