ダブルクロス・リプレイ・エクソダス(3) 懐かしきデイリーライフ (富士見ドラゴン・ブック)
- 作者: 伊藤和幸,F.E.A.R.,しのとうこ
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2009/04/20
- メディア: 文庫
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まさかのエンディング。
しかし、伊藤和幸は宇宙者だったとは(だと思うんだけど、どうよ?)
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ストーリーはシンプルで、シナリオとしては脇が甘い。登場人物はベタベタで、今一厚みに欠ける。同じ様な話は幾らでも転がっている。これまでも、これからも。
しかし、RPGってのは、RPGのシナリオってのは読者の為のモノではない。登場人物のための物だ。
ソコに描かれる世界も、世界の住人も、全ては登場人物のために存在する。つまりは、プレーヤーのためだけに存在する。
これはつまりRPGで語られる物語が、縮小再生産された箱庭になるのか、それとも活き活きとした生きたストーリーと成るのかはプレイヤー次第である、と言うことだ*1。
エクソダスは良いリプレイだった。良い物語だった。
それつまりは、良いプレイヤーたちによって紡がれた素晴らしい時間があった、と言うことだと考える。
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いやもう、エミリアがかわゆーてかわゆーて。
アイヴィがかわゆーてかわゆーて。
二人の仲良し姉妹的掛け合いがかわゆーてかわゆーて。
ガブリエルがカッコよくて大人で。真也もなぁ、良い奴だよなぁ*2。
いや、まさか最終巻でヒロインとヒーローがスワップするとは思わないジャン?(真也のヒロインっぷりがなー、もうなー)
それらをキャラクターを全て、大好きなんだなぁと感じさせる。だれがって、GMが。
多分、彼らエクソダスのXナンバーの一番のファンはGMの伊藤和幸なんだろう*3。
そう思わせてくれるリプレイなんだよ、エクソダス。
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ところで、ラストなんだが。
アレは元々、サイボーグ009の「なぁ009、何処に落ちたい?」をやりたいが為に仕込んでいたものだと思うが、どうだろうかっ!(笑)