ガンダムOO

ガンダムダブルオーを観る。
アニュー・リタナー死亡。そしてこぼれ出す音楽。
この瞬間、音楽を使えるメディアはずるいなー、って痛感する。見ている人間の心の動きをも、好きなタイミングで誘導できるよなー。

セカンドシーズンは判りやすい大BOSSが居て、物語としては実に一直線で。群像劇としてまわしていたファーストシーズンとは大違い。
メインテーマを、主人公の成長と困難の克服に焦点を変えた以上、周囲のキャストはそのための舞台建てに陥りやすい。
や、そのことを非難するわけではないが。だって、それは表現に必要なことだもの、テーマが定まった時点*1で切り捨てるべき事だと、オレは思っているからね。
ただ、SFではなくファンタジーの分野ではあるよな、この流れ。預言者イオリア・シュヘンベルグ)と聖剣(ダブルオー)と討つべき影の自分(Mrブシドー)と、そして越えるべき運命(リボンズ・アルマーク
すると、結末に提示されるのは、世界の再生と希望。そして英雄の死、か。
語り部であるとか、恋人であるとか、賢者であるとか。ピースは出揃っているしなぁ。
このまま行けば、行き着く先はガンダム最新神話*2ってところか。

*1:いいか、デス種のはなしはするなよ!デス種の話とか、駄目だからな!

*2:スターウォーズを北米最新神話って言った男が居るんだよ