菊池?

ハルヒの原作者が別の奴だったら


「ただの人間には興味はないのです」
微笑を含んだ、涼やかな声が教室に響いた。瞬間、周囲の空気が変質する。
オレは、その美しい声の主を確かめる欲求に抗う事が出来なかった。脳に本能ともいえる命令が下されたのだ。
そこには、美の神の創造の結晶ともいえる美貌があった。
白く透き通る肌、目映いばかりの顔には黒々とした瞳が輝き、濡れたような唇はやはり微笑を湛えていたのだった。
教室の、男も女も、蕩ける様なうっとりとした視線を、美少女に向けている。
美影はささやいた。
「このなかに宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、私の前に来なさい。以上」
ああ、涼宮ハルヒ
美しき奇人よ。