ゲームは深淵。
シナリオは、ルールブック付属の「雷鳴」。
以下、登場人物。


■カール  男  テンプレート「傭兵」
かつて過ちを犯し*1、逃げ出した騎士見習い。今も、その罪悪感が彼を苛む。
非業の最期を遂げるとの運命を予告されている。が、その割には悲観したところがなく、妙にサバサバしているあたり、傭兵ゆえか。
PLはあき坊氏。


■メローラ  女  テンプレート「白馬を連れた少女」 
不義の子として生まれ、父に疎まれる子供。しかし、それでもなお父の愛を求める。共に生を歩む白馬の名はブランシェ、自己犠牲の運命を持つ。
どうにも天然系スットコドッコイのお人好しなのは、中の人の仕様。
PLはねむの木さん。


■テフロン  男  テンプレート「ライエルの末座司祭」
異性との運命の出会いを予言されている男。自分の過去に空白を持ち、失われた記憶を求めている。
ブコメ要員の筈なのに、ヒロインが気に入らないと突っ張り、脇役に滑り落ちる男。場を引っかき回す言動と共に、今回のコミック担当となる。
PLは朋輩エス谷


今回は、推奨の運命四つの中からランダムに選んでいただいた後、好きなキャラクターテンプレートを選んでもらった。
このやり方が、今は一番しっくりくるねぇ。推奨運命をオープンにすれば、シナリオハンドアウトと同様の扱いで済むみたいだし。
今回、オープニング場面もあらかじめ説明した。
導入に関してはFEARメソッドがオレの中に染み付いてる感じだな。



付属シナリオは、アイディアとゲームデータだけが掲載されており、ストーリーに関してはPCに合わせてGMが臨機応変にガンバレ!と書いてある素敵な仕様。
昔のユーザーの能力の高さが伺える。と、いうか、こういう敷居の高いことしてるから、GMが難しいと言う様なイメージが定着して、流行らないゲームになっちゃったんだな、深淵。
ともかくも、導入周りを大胆にアドリブしつつ(これだってコンベンションではやってられねぇよなぁ)合流シーンまで持って行く。


以降、ものすごくあっさりのイベント進行を、過剰に且つ不気味に演出。つーか、コレ普通にやってたら、事件の背景とかPCはまったく分からないよ!*2
夢歩きを多用して、事なきを得たが、こういう処理を言外に求めてるんだよな、このシステム。そのことをシナリオで、もしくはゲームシステムで表現し切れてないなぁ。
世界観の所では、口をすっぱくして何度も書いてあるけどね。遊び方をシステム化出来てない所は、やっぱり昔のシステムだねぇ。



最後、戦闘ルールを飲み込むところでもたつくも、辛くも激しい戦いに勝利する。一人ぐらい殺せるかと思ったんだがな、わはは。
降伏した敵兵を横に、怪我の治療をするテフロンとカール。よく見られる光景である。普通のゲームでは。
しかし、深淵では危険な行為だった。
ごく簡単な作業判定。だが、テフロンのダイスロールの結果は大失敗。
…。
…、わはは。
術者のテフロンには異形を三つほどプレゼント。ダメージは幸運にも軽微。
さらには深淵がポッカリと開く。
抵抗に大失敗し、即座に吸い込まれる傭兵のカール。
手札と寿命をを駆使し、何とか深淵の中心から逃れようとするテフロン。
遠くから見守る出来ないメローラ。
とにかく逃げ出す、敵兵二人。
7ラウンドにわたって広がり続けた深淵は、半径27mでようやく止まり、収束。
広がり続けた深淵と、必死の追いかけっこを演じたテフロンは、何とか逃げ延びることに成功し。
深淵に落ちたカールは、深淵の影響を受け無数の異形を受けながらも、夢歩き判定に成功し、帰還を果たした。
う〜む、恐ろしい。油断のなんねぇシステムだな、コレ(笑)


最後の夢歩きをし、簡単にエピローグを語って終了。どっと払い。
大体、一年に一回はやってる深淵。今年はもう一回位やってもいいかな。


ところで、紫の八弦琴を一回も見なかったよ、今回。おかげでPCに一人の死者も出なかったわけだが。
んー、運命カード数が合わないかもしれない*3。確認してみなくては。




アフターは駅前に出て。しかし正月二日、やってる店は希少で。一代元はやってたけどさw
とりあえず、土間土間に。
取り止めもない話に終始する、が、体調の悪いのはどうにも誤魔化しきれなくなって、早々に撤収する。

*1:上司の娘に手を出し、孕ませ、あまつさえ逃げ出したという。ひでぇ話だw

*2:昔、OGAでこのシナリオを立てたGMさんが大事故を起こしていたが、納得。シナリオ通りに進行すると、何がナンダカ訳が分からないwww

*3:コレ書いてて気がついたw