読了


■インベーダーストリート
読了。菊池秀行の初期作品、二編が収まったお得な一冊。購入したのはいまだ暑い季節だったような気もするが、まぁそんなこともある(笑)
○風の名はアムネジア
もしかしたら菊池小説の中で一番好きかもしれない作品。初めて読んだのは中学生の時であったか。
人類が記憶をなくした世界で、闊達な少年ワタルと謎の少女とのアメリカ横断ロードムービー、主題はズバリ「旅」で。
OVA版もある。アニメのせいか、それ以前からだったか、同行者の少女はメーテルのような大人の女性だと思ってた。ブロンドの20代半ばくらいの。
でも、読み返して17歳くらいの女の子と書いてあってビックリ、しかも黒髪だし、金髪違うし。昔の記憶は当てにならないなぁ(笑)
○インベーダーサマー
初読。
キャラが夢枕風(笑)超人高校生は菊池作品には数多く登場するが、こうもストイックな主人公は居ただろうか。挙動、言葉の選び方、一つ一つがさぶらいである。対決シーンもなにやら菊池的な感じよりは時代小説じみてはいないだろうか。
お話のほうは、コレがまぁクトゥルフ神話的でありまして。そういや菊池はクトルゥフ者でもあったのだよな。うんうん、じんわりくる奇怪な世界。舞台立てがとてもいい。
構成を整理してしまうと色々ボロが出そうだが、そんなことは問題にならないだろう。何より一つ一つの情景が素晴らしく、また切ない。
コレを未読であったか、昔の自分。うかつ者め。


■白無垢の仮面
クトゥルフと帝国、そのリプレイ。書籍のカタチでリプレイが出版されたのは、もしやクトルゥフでは初めてか?
帝国ホテル氷川丸などを舞台に、帝都東京を暗躍する秘密結社と神話的恐怖を描き出す。
王道的活劇者に仕上がっており、PCは誰もキャラロストしてないんです。でもね、それは多分偶然(笑)いやこのマスター(クトゥルフだからキーパーか)容赦は一切してません。ひでぇよ(笑)
全体的には、古だぬきに突っ込まれないようガチガチに予防線を作者張ってまして、其処の辺りボクにはウザイと感じましたが。や、ホント古いゲームだし、うるせいゲーメーが多いので(H・P・Rファンはもっと)仕方なしな部分はあるけどさ。
でもせっかく隙の無く注意して書いても電人Mが全てを台無しにしてるよ(笑)
ミ=ゴ パワー♪ 
  ミ=ゴ パワー♪ 

不思議な歌と踊り。ああ、みたい。なんかごっそり減りそうだけど観てみたい(笑)
ナンだろう、何で帝都に
魔人探偵脳噛ネウロに出てきそうな怪人が出てくるんだろう?
いいかげんにしろ。いや、いいぞ、もっとやれ!(笑)