夏の終わりに

karoring2006-06-18

D&Dの日。通称鶴ヶ島キャンペイン、その最終回です。
*    *    *
白く輝く太陽が夏の草原を照らしていた。風を受けて海のようにうねりながら何処までも続く青い草原。少女は、草原の只中に立ち並ぶ巨石の列の中で少年と約束をした。
それはささやかな、とてもささやかな約束。小さくて、他愛もない、幼い約束。
だけど少年にとっては只一つの約束。少女にとっては忘れられない約束。静かに世界が見守った約束。
10年の歳月が過ぎ去った。無残にも少年は壊されていた。少女は自身に課せられた使命を知った。そしてかつて少年と少女だった二人は、再び白い巨石の列の中で会う。静かに世界が見守るなかで、夏は終わりを告げようとしていた。

*    *    *
さて、最終回という事でイベントを中心に事件は展開していく訳ですが。終幕は太陽神の女神官ガーネットの因縁を消化する形で動きます。
これは昨年キャンペーンを始めた時からの計画でした。
ガーネットが冒険に出た理由を「結婚の約束をした幼馴染を探す」と聞いた二秒後には決めていました。
何せガーネット(のPL)はまったくのD&D初心者、普段はストーリー志向のRPGを中心に遊んでる人なので必須の対策だと考えていたのです。
ちなみに他のPLは、D&D中毒患者なので考慮とか遠慮とかは必要ないのです(笑)