ポートタウン・ワルツ

商船「海の隼号」が奴隷船であることを暴いた一行、引き続き背後関係や関係者の洗い出しを依頼されます。
今回は街での情報収集ということで少々普段と進行を変えて。
「キーワードを元に、情報収集技能や知識技能、交渉系技能を行ってもらい、成功すると新たなキーワードが手に入る。」
と云った形にしました。
せっかくなのですから、設定情報や伏線をいっぱいばら撒いてみましょう。
と言う事で、キャラクターごとの個別の導入と言う事にしました。

「じゃ、オープニングシーンから始めるよー」
「オープニングシーン?!」
「ではまずガーネットのシーンから、シーンプレイヤーはもちろんガーネットね」
「って、シーン制かよ!登場判定とかあんのかよ!」
「そうだなぁ、10EXP払うと登場できるようにしよう。では、ガーネットシーンを始めるよ、まずはシーンプレイヤーは10EXPを受け取ってくれ」
わはは、ついにやってしまいました、シーン進行のD&Dです。
まぁ、実験だと思ってください。
ルールは以下の通り、簡単に決めてみました。
○シーンPLは10EXPを受け取って、シーンを初める。
○他者のシーンに登場する際は、シーンPLに10EXPを払う。
○シーンPLは任意のPCを10EXPを渡す事で登場を促す事が出来る。
以上。
思いつきのお遊びです、本気にしないように(笑)
今回はこれで進行しましたがね?

物語は、「海の隼号」の船主の行方を捜索しながら展開。
数々の個人設定(PCたちのね)を巻き込みながら、クライマックスの貴族達の園遊会に。
この展開の中で、ガーネットの「恋する乙女」ロールが全力回転。
仕掛け人のDMとしてはうれしい限り。
他のPCたちは苦いものが顔に浮かんでますが(笑)
それにしたって、他の連中だって変な設定が増えていきまして。
スミリフの父親の名前とか、レルモースは実は怪しい占い師だったりとか。
変なヤツじゃないのはジャーディルだけですよ?
ともかく一行は陰謀をめぐらすロルス教団、その手先となって働く「ラフイング・エイプ」の存在を知ります。
また、ガーネットの思い人である「ジル」という青年貴族が、その背後で不審な動きをしている事も。

そんなこんなで最後はパーティー会場で。
各自、自分なりの方法で会場に潜り込み。
ガーネットがホールで「将来を誓い合った少年」と踊る中、デーモンが召還されます。
(実際には召還しておいた者を、テレパシーを使ってグレーターテレポートで呼び寄せました)
此処で一行には二つの選択が。
パーティー会場でデーモン(ババウ)と戦うか
一行が前回保護した少女のため、寺院に急行するか
です。
一行は少女を(ユマちゃんね)助ける事を選択しました。
向かうはペイロア神の養育施設、「春光の庭」。
待ち受けるは因縁浅からぬ敵、暗兵集団「ラフイング・エイプ」
道すがら強化呪文を準備、巨大化したジャーディルが待ち伏せしていた雑魚共を一掃します(それでも3Lvローグが6人居たのよ(泣))
勢いに乗った一行は、そのまま笑う猿のリーダー「爪猿」と決闘。
8Lvモンクの爪猿、しぶとく応戦しますが戦いなれてきた一行には抗し切れず倒されます。

さて、事件は収束を迎えますがトーチポートの街の混乱はこれからです。
ですが、この街での自分達の役目は終った、と言う事で一行は新たな目的地に旅立ちます。
目指すは「ジルベルヴィント侯爵領」
シルバードラゴンが支配する文明及ばぬ辺境の地です。
そしてその地は「ラフイングエイプ」の根拠地でもあるのです。