D&D 【伍竜伝承】

遠路はるばる大洋超えて波蹴立て、やってきたのは砕かれた大地。神秘と混沌、伝説と脅威に満ち満ちた冒険の大地。そう、其処はゼンドリック。百年戦争終結によってもたらされた平穏と安穏の及ばぬ冒険秘境。
見よ!あれこそがストームリーチの灯りなのだ。

暗黒大陸アフリカにつくられた欧州人による居留地、ストームリーチってのはそんなところ。例えて言えばカサブランカとか?うーん、イメージとしては南米大陸の方が合っているか(海賊出るし)。
ともかくも経済活動は活発で、なんでも中央市場は2万gpのバリューを誇るとか。ダイアモンドで14万ほど所持している冒険者一行は、船旅でお世話になった方々との挨拶もそこそこに、ホクホク顔で買い物に赴きます。
しかし市場には入れませんでした。ガシャーン!
何でも正式に認可された者でないと、中には入れてもらえないんだそうな。しかも、市価はコーヴェアの1.5倍だとか。なんだそりゃ。

ともかくも、このままダイアモンドで持っていても仕方ありません。なんとかコイツを処分して、買い物その他を済まさなければ。ってんで、一行は「到達者財団」なる組織に接触します。
この財団、ゼンドリック大陸を探索する様々な人々組織団体を支援する方々だそうで、設立資金は方々の有力氏族の合資で行われたそうな。まぁ、細かいことは置いといて、ここでお仕事をやって認められればバッジがもらえ、それを以て晴れて市場に入場できると。なんか、何処に行ってもやってることは変わらんなぁ。

もらったお仕事は、地下施設に(無駄に広大)に住み着いたコボルドの一掃。少なくとも首30ですって。地下には他にホブゴブリンが潜り込んでいるらしいとか、別件の事件で各勢力の密偵が潜んでいるらしいぞ、とか。まぁ、実に賑やかそうです。
それと、別途に個人的な依頼も。一行を担当してくれた人の親戚が、地下で行方不明なんですって。ホント、人気の多いダンジョンだこと。

あと、この辺でクリスの正体と、ゼンドリックに来た理由を仲間に打ち明けたりとか。宿屋の大部屋で。
この一行、明確な目的を持っているのは、クリスとエルフ弓手のドーセントシーカーだけなんだよねぇ(そして二人とも操兵を追っかけていると言う)

■遭遇1
地下道の十字路でコボルドの一団と遭遇。これを一蹴する。
しかし散り際、コボルドの神官が「ときはなてぇ!」と号すると、背後の両開きの扉が弾かれたように開放される。姿を現したのはオーガの物と思しき大型の死体、体の端々に鎖をぶら下げており、端っこを抱えたコボルドたちをズルズルと引きずって冒険者たちに近づいてくる。
クリスは乗騎を駆ってランスチャージを慣行するが、効果は薄い。ならばとフィリップ・パワーズがサイパワーを投射、エナジースタン[電気]だ。
だが、この攻撃を受けて敵は加速状態になってしまう。ギャース、こいつゾンビじゃねぇ、フレッシュゴーレムだあー。
更には他方からコボルドの10体の増援が現れる。後衛を守るため、増援の対処に向かうクリス。結構ピンチじゃない?コボルド相手に。
月影さんやドーセントの攻撃で、フレッシュゴーレムは破壊される。しかし、即座に中からボーンゴレムが登場してみたり!マトリョーシカかオマエは!
ところがどっこいこのボーンゴーレム、立ち上がったときの機会攻撃で月影さんに殴られる。しかもこれが大ダメージとなりまして、一撃粉砕でしたよ、すげー。モンクの「一撃必殺」すげー。
後に残ったのはコボルドの小集団。残敵掃討は1ラウンドかかりませんでしたとさ。

ここでコボルドに囚われていた人物を発見。捜索依頼があった人物です。兄弟二人組みの弟の方。酷い怪我をしているし、何より意識が戻らないので、此処で引き上げて地上に戻ることになりました。
地上に戻ってみれば、5日が経ってました。ゼンドリック名物、トラベラーの呪いですって。
一行、例の豪華客船のお披露目パーティに呼ばれてんですよねぇ。五日たっちゃったんで、それ今日ジャン。
話し合いの結果、行方不明の人物捜索を優先することに。クリスとしてはその方がありがたかったり。(極力ドラゴンマーク氏族とは係わり合いになりたくないんだよなぁ)

■遭遇2
甲高い悲鳴を上げながら、前方から軽い足音が近づいてくる。やはり前回と同じような四辻、地下道の上方には四つの開口部があり、止め処も無く水が落ちてきて、同じように空いた床の開口部の更に下に流れていく。
流れ落ちる水の向こうから現れたのはコボルド、何者かに追われている様子。しばしも待つことも無く追っ手の正体も知れる。ホブゴブリンだ。
冒険者一行に気がついたホブゴブリンだが、しかし怯む様子は無い。それどころか、獲物が増えたとばかりに喜んで武器を構えた。数は三人。
戦闘はあっさり片付いた。
教訓。ケンカは相手を見てするもんだ。(つーか、倍以上の人数に、なんで躊躇無く襲いかかれるんだろうなぁ)
あ、ちなみに、コボルドもおいしく戴きました。だって仕事だもんよ(こっちもこっちで容赦ねぇ)

■遭遇3
探索の結果コボルド居留地(つーか地下施設の一部屋)に到達。
部屋の中には牢が設えてあり、幾人かの虜囚が居る様子。前に出て先ずは話を、と思ったクリスの背後から早速ドーセントシーカーが矢を放ち、あっさりと頭目と思しきコボルドを射殺する。
…。
まぁ、いいか。それを踏まえたうえで、此方は人探しをしていると伝え、抵抗しなければ余計な死体は増やさないと言う。
動揺するコボルド
しかし此方の言葉に構わずに、副頭目格らしき二体が怒りも露わに攻撃してくる。後ろから部下たちはついて来ないけど。
ガキーン、ズバァー!
バタリ、バタリ。
なんかあっさり勝利。残りのコボルド全面降伏。虜囚解放。捜索中の人物発見。ついでにコボルドの首を30を超えて条件クリア。任務完了!
あっさりすぎね?

残りのコボルドに軽く話しを聞く。頭目と他二人は余所者なんだそうだ、元々彼らの部族の一員ではないと。頭目の所持品には、暗黒六帝の聖印があったり。
何事かが進行中なのか?しかし、漠然として窺い知る事は出来なさそう。まぁ別の事件の伏線かも知れないしなぁ。

急いで戻ればお披露目には間に合わなくても、お祝いパーティーには間に合う時間に。みんなそんなにジョラスコ氏族とチュラーニ氏族とにお近づきになりたいかね。まぁ、クリスも行くけどさ。
パーティには、クリスはドーンドレイクの士官服で参加。しかし周囲から目に見える反応は無し。
冒険者一行にはいろんな人が話しかけてきたり。登場人物がまた増えた。でも、ヒロイン枠はちっとも埋まらないなぁ。どいつもコイツも癖のありそうな企んでそうな人物ばかり。偏見ですかね?
そうそう大騒ぎがあるわけでも無し、今回は顔を売ったという感じでイベントは終了する。いよいよ、一行のパトロンはジョラスコという印象が強くなる。

一方その頃、賑やかな場所を嫌った月影さんが一人留守番をする宿屋に、仕事の依頼人が現れたのだった。