- 作者: 久慈光久
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2010/10/15
- メディア: コミック
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タブーがねぇなぁ、すげぇ。予想の向こうを行ったよ。
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凄いんだけど、好かない。天才は認めるんだけど、嫌悪が沸く。ってー作家に山本直樹と言う人が居る。読むと引き込まれる、確かに面白い、しかし気分が悪い。と言う漫画を描く人。
んで、この漫画はその山本直樹ともまた違うんだなー。もっと肉的と申しましょうか。残酷拷問ショーの様な、好奇心と忌避感と言いましょうか。
しかも、無残に死に絶える人々の様に、オレ自身、奇妙なカタルシスを感じている節がある。ああ、今回も代官はいい仕事をするなぁ、みたいな。冥いよろこびだな、おい。
や、特に残酷描写が凄いと言う漫画じゃないんだよ。ひたすらに非情で無情で、理不尽なだけで。ただもう、救いが無いだけで。
次巻あたりで、お話しが動きそうではある。ラストで、すわ、いよいよスイス独立か。ってーな流れを匂わせていたから。
あー、でもなー、あの関所の代官だけは、人の心を持たない文字通りのヒトデナシのあの男だけは、どうやっても死なないような気もするなー。