- 作者: 小川一水
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2004/10/01
- メディア: 文庫
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予言された災厄が、徐々にその全貌を顕わにしていく。それは、全盛期の星間戦争の成れの果て。もはや、今の人類の科学力では、どうすることも出来ない不可避の悪意。
もはや、そんなもの天災以外の何物でもない。だが兵器ではなく、他ならぬ天災ならば、人は戦える。
そう、人々は立ち上がった、再び帝都にあの地獄を引き起こさせないために。
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最終巻。主人公の描写は少し少なめです。
その分、街と街に生きる人たちに焦点が当てられています。人々が、その日に備え、いかに勤めたか。その日、人々がいかに懸命であったか。
いやー、シンルージ都令閣下。そうだよなぁ、このてのキャラは最後はカッコ良くなっちゃうんだよなぁー。
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陸軍の動向と、その結末に涙したり。
こういう風に純情なところを見せられると、おじさん弱いんだよ。
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ラストはまぁ、気持ちよくまとまって。大災害を主題にした物語よ、かくあれかし。
星外列強の首脳陣もキャラ立ってたし、世界観的にも色々と遊べそうですが、さて?