彷徨える艦隊〈4〉巡航戦艦ヴァリアント (ハヤカワ文庫SF)

彷徨える艦隊〈4〉巡航戦艦ヴァリアント (ハヤカワ文庫SF)

読了の45

散々な目に遭った前巻ラスト。巻き返しの意外な一手、その結果や如何に?
ってな感じ始まった、第四巻目。
表題のヴァリアントは艦隊中枢を担う重要な船では有るが、今回活躍したっけ?ってか、艦長ダレだったっけ?

初っ端から連戦連勝。なにより、追撃艦隊の主力を叩き潰せたのが大きい。
ようやく希望の目が出てきた感じ。
艦隊指令長官を取り巻く人間関係にも、ひとつの答えが出て。や、キミ等純愛やのう。軍人さんは実に真面目だ。

今回、艦隊裏ネットワークってのが出てくる。
データリンクシステムに相乗りし、不埒な画像やなんかをやり取りする、アレなやつ。不良軍人の息抜きというか。
で、実際、最新の戦車やなんかはデータリンクで全部つながっているわけで(日本はTK-Xからだね)、オタク根性で有名な自衛隊なんかは、ほんとに隊内の裏ネットとか構築しかねんかもなー。
や、この小説の作者の前歴は、米海軍の駆逐艦乗り(仕官だってよー)なので、データリンクのより進んでるアメリカの、しかも海軍なのだから、実際に内在している問題なのかもなー、とか思ったり。頭痛いハナシやね(わはは)