レビルの苦悩

じつは既にレビルシナリオは終了していたり。
「ええっ!?」
や、まぁ、第二部以降ってさ、わりと優勢を保ったまま進めるわけでー。
「でも、これで終わりって言うのもあんまりです」
そうだねー。じゃあ、概論なりとも。

先ずは前作で気になっていた、資源の余りっぷりが改善された事かな。
「余剰資源は売却できるようになりましたからね」
いや、それ以前にMSの生産コストが上手く調整されている様に感じるよ。量産しようとすると、資源が先ずネックになる。資源売却が有用に行えるときってのは、MS開発に重点をおいた時じゃないかな。

「今回も、沢山のMSおよびキャラクターが追加されました」
でも、余り目だってないなぁ。特に後半の試作MS群は、特性を生かす場面が全く与えられなかったよ。
「部隊がXアインだらけになったのは、単に閣下の趣味の反映の結果ではないかと」
う、まぁ一理だね。でもそれだけじゃなく、レビルシナリオがロングキャンペーンな所為もあるのではないかな?
「ロングキャンペーンだと後半は作業になりがちですものね」
うん。衆を頼んで寡兵を圧する。兵法の王道だけに、ヒーローユニットの必要性がなるんだよなぁ。そ言う意味では、エゥーゴMSたちは、Zシナリオでこそ楽しめるんだろうね。

ユニットのバランスはいいと思うよ。でもそれだけに、前半と後半の技術格差で苦心しているのがよく判ってしまうねぇ。実際、第一次世界大戦と現代の最新兵器を同じルールで表現しようとしているのに等しいからね。
Mk-1旧ザクで、F−22Ξガンダムといった感じでしょうか」
すると61式なんかはポーランド竜騎兵だな。
ともかく、もっと時代というか、テーマを絞った方が良いように思えるよ。
「ですが、新要素追加は大きな目玉ですよ。固定購買層が定着している現在、PS2版のジオン独立戦争記のような事は難しいと思います」
オレ、アレ好きなんだけどね。まぁ、ガンダムファンの為のゲームでは,当時無かったけど。しかし、イグルーが受けた今なら堂だろうかなぁ。
「では、先ずイグルーを視聴しなければなりませんね」
ごもっともです。見てないんだよねオレ、あれ。

特に落ちも無いまま終わる。
「閣下、次はギレンシナリオですよ。早く着替えてください」
やあ、ギレンには公式に美人秘書が居るからなぁ、うへへ。
「あ、着替えの前に眉をソリ落とさねばなりませんね」
え?
「あん、動かないで!片眉だけとか残ったら、みっともないでしょ!」
うう、そんな空手の極意とか体得しそうなのはイヤだなぁ。
「アタマも、ワックスでかっちり固めますからね〜」
あれ、禿げそうだよね、実際。
「禿げたらデラーズシナリオに行けばいいことです」
トホホ。