藤沢文学

風の果て (下) (文春文庫)

風の果て (下) (文春文庫)

読了の03
過去と現在は平行し、しかし遂には交わる。
そして其処に待ち受ける「決着」の哀しいことよ。


それにしても、剣術道場という仕掛けは大変良いですな。
池波正太郎でも、剣客商売などはそのものずばりなお話ですが、とても便利だ。
そして藤沢には、また物悲しさがある。身分の無い世界が、身分社会を際立たせると言う妙ですな。
藤沢には、まず秘剣とかが出てくるので、其れも合わせて必要なんだけどね。


NHKでドラマやってたのね、知らなかった。
ちょっと見たかったな。