フォーチューンの海砦(V3 Edition)〈上〉―セブン=フォートレス・リプレイ (富士見ドラゴンブック)作者: 菊池たけし,F.E.A.R.,四季童子出版社/メーカー: 富士見書房発売日: 2007/05メディア: 文庫 クリック: 5回この商品を含むブログ (24件) を見る

読了の28
読了の29
15年の時を越えて。
や、時間ネタだかた、あえてやったわけでもなかろうが。

古いねぇ、とても古いねぇ。
オレはまだ一人暮らしを始める前かい。15年前か、いろんなことをやったねぇ。
すでに就職はしてたんだ、でも周りで働き始めてるヤツは居なかったな。
仕事持ってる割にはフラフラいろんなところ行ったな。
RPGはなにやってたかな、ソード・ワールドじゃなかったかな?メタルヘッドとかさ。
作者もさ、環境がクルクル変わった時期だよね。
実際製品版が出て、ゲームデザイナーとしてデヴューしたりとか、FEARに入社したりとか。別れもあったみたいだし。
だから、「砦シリーズで一番思い入れが大きい」って作者が言ってるのはわかる気がするよ。
あの頃僕らは若くて未熟だった。

ちゅーわけで、年寄りがノスタルジーに浸るためにあります、この本は。
15年前はゲームしてなかったとか、産まれてなかったとか言う人には、まったくお勧めできません。
文章も今と比べれば拙いし、何よりキャンペーン運営がへたくそです。
ルールが決まってないから見通しが悪く、戦闘に緊迫感がないというか、全体を通してご都合主義で運営されています。(しかし、当時はそれでよしとされた。というか、それが新しかったんだがw)
ゲームとしても、読み物としても、中途半端です。
だから、若い人はお金出してまで買う必要はないよ?これ。
だけど、逆に言えば、昔ゲームしていた人は楽しめます。いまはRPGから離れてしまったとしても。もしくは、離れてしまった人こそ。
うーん、タクヤに貸してみようかなぁ…。