読了

■続水惑星年代記
読了。
エロスかぐわしき大石まさるの「おねいさん」よ!
や、おねーさん分を補充するならば「ピピンとピント」の方がよろしいわけですが(OK?)*1
SF冒険心をくすぐられるのは、この短編集のほうが上かなぁと。短編集と言うよりは連作でありますが。
前述の「ピピンとピント」でもSFマインドは大いに発揮されているのですが*2、なんだろガジェットの問題かしら?確かに道具立てに関しては、圧倒的に魅力的だ。
本書でのお気に入りは、なんといってもピグ丸号だ。曰く、「水素をニッケルで包んだ」素材。観たところによると、金属の強度と剛性を持ちながら、しかして空気よりも軽い。うわぁオ。
コノ夢の構造材で作られた気球(?)がピグ丸であり、その外観はまるで空飛ぶ豚の蚊取り線香。ファンタジー
ピグ丸が参加する、世界一周気球レース。ライバルがこれまたなんとも、ハーフサイズでレプリカされた、ヒンデンブルグ号。…趣味の世界だ(笑)
空を往くお話でありながら、俯瞰するのは大地。其処に住む人々。連なって続いていく海と河と。水の惑星。広がるパノラマ。
ラストの老人の科白と共に、大変気持ちのいいお話なのである。
(ヒロインもむっちゃ好みなのだよw や、しかし彼女の場合は、オネーサンゆうよりも、オb… わはは。)

*1:ももねぇが!ももねぇがっ!

*2:ミナトちゃんが!ミナトちゃんがっ!(繰り返しはギャグの基本w)