ながかった


■宇宙へのパスポート
読了。
ようやっとである。ながかった。
印象に残ったのは、やはるいコロリョフのあたりか。フランス>ドイツ>ロシアといった旅行記の部分もかなりいい感じだが。
中だるみの原因はSST114のレポートだろう。実際見学できなかったんだから仕方ないが、通して流れるアメリカ、というかNASAへの不信感が、読むものの気分をダウナーなものにする。書いてる方もよっぽどだったとは思うが。
はやぶさレポート。自分もあの時期はNETに釘付けだった。うむ、当時を思い起こす。もう一年もたったのか。
しかしその後の経緯と、前章であるSST114のレポートの影響か、はやぶさ見学記も全体としてネガティヴな視点が紛れ込んでいて素直に読めない。
コレは松浦さんのコラムとの相互作用があるのかもしれない。あれはあれで良い物なのだけれど。むふぅ。

願わくば、ミネルバの記事の時のような興奮をもう一度味わいたいものだ。まぁそれは作家の力外の事ではあるけれども。