とき

母親に会った。
手に老人班が浮いていた。歳をとったなあ。

僕は母が19の時の時の子供だ、幼い頃、若い母親はひそかな自慢だった。クラスのほかのお母さんと較べても一際若かった。
綺麗なお母さんと言うのは子供にとっては自慢だね、妹もそんなことを言っていたように思う。
最近は、会うことは稀になっていた。一年に多くて二回くらいか、全く会わない年もあったっけ。だから初めて気付かされるのだね、親が老けた事に。
自分だっていい年したオッサンだものな。

あまり体が丈夫な人ではない、今回も身体を壊して妹夫婦の家に、まぁ療養に来ていると言うか。
アノ家には孫が二人居るからね。曰く孫は可愛いばかりらしい。
まだ60なってないというに、気のほうが先に老け込んでるのではなかろうか。