うすぐもりの日

日が出なければ、気温はそんなにでもなく。

先週から今週頭で「LANPO」を読み返したり。
上山徹朗著、全四巻也。
作中、最も生きる事にこだわるのは人工生命、ロボットたちだ。
彼らは生の証を求める、存在意義を確認し続ける。

「目を曇らせる疲労。足をすくませる苦痛。その全てを乗り越えるゆるぎなき意志の結晶。それがロボットだ!」

この流れで凄く好きなやり取りがあって。
「信じる神すら失くした世界に人は生きられるのか。生きる価値はあるのか!?」
「生きる事に、価値など必要ない。」
やぁ、ぶっちゃけた。
意味とか価値とか、ごちゃついた事を抜きにしての生への全肯定なのだけれど。
連載、別冊コロコロ何だよね。
お子様にちゃんと伝わったかなぁ。*1

●テイアーズ オブ サンセット
先だって行ったN◎VAのセッションについては既に書いた。
このとき、タケポンのキャラに配役を振るなら誰が適当か、なんて話をしたんだね。
で、ふと思った。
クリント・イーストウッドとかどうだ。もちろん2〜30年昔のだが。
このとき、気をつけなきゃならんのは、イーストウッドは全部やっちゃうって事。
つまり
PC①:自分の元を去った妻、残された愛娘は難病を患う。そして再会の予感が。
PC②:かつて自分が指揮する部隊を全滅させてしまった男。
    新しい任務は新兵の訓練教官だった。
PC③:職業軍人の家系に生まれた誇り高き男、不倶戴天の敵を持つ。
とい三つのハンドアウトを一人で引き受ける。
そればかりか、脚本、監督そして主演まで全て全部やっちゃう。
すげー、やりそー。
さらには恐ろしい事には、イーストウッドだと許されかねない事だ。
あー、目に浮かぶようだ。

*1:あんがい子供は感じ取ってくれたりしてね。大人のほうが帰って難しいかもね