汝、名を問うことなかれ

「Gの影忍」新装版が出るたびに買ってしまう。
で、感じ入る。
ネームがいいんだよなぁ。
少し、書き出してみようか。
*  *  *
それは宇宙の永劫の眠りの中にいることを望んでいたろう。
意志と呼ぶにはあまりにも虚ろで、生命と呼ぶには淡かった。
深い深い吐息と共に重々しく眼をあけたそれは・・・・
手も届かんと云わんばかりにその一点の星をねめつける。
*  *  *
「惚れた女が待っておるのでは、うかつには死ねんわな」
「昔は・・、待っていてくれた。
「待って・・・、待って・・・、待ちわびて、疲れてしまったんだろう。
「もう会えない。
「女々しいな。」
「・・・そうだな。」
*  *  *
その体鬼神のごとく、その瞳菩薩の如し。
駆けること光のごとく、走ること疾風のごとし。
死してもなお屍を残さず、生きていようと影のごとく
*  *  *
「あやつは”影”だ、Gの影忍よう!!」
*  *  *
ハンドアウトや今回予告なんかを、まぁ、少なくない数を書いてる僕な訳だが。
結構、影響を受けているなぁ、なんて確認してしまいました。
マンガとしてはいかんせん古いので(十五年前のものだ!)
今のヒトに進められるものではないですが。